青ポスの部屋

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青春18きっぷを使うときに気をつけたいこと(1)「18きっぷの敷居」

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twitterで「青春18きっぷ初心者へアドバイスしたいこと」というタグが流行っていたので、何番煎じかわからないがそれに乗っかって気をつけたいことをまとめてみたいと思う。とはいえ2015年夏シーズンも半分終わってしまったが。

青春18きっぷは、もともと通勤通学需要が少なくなる長期休暇シーズンにも列車に乗ってもらうために作られた安売り切符である。

なので、普通の乗車券なら目的地まで責任をもって運んでもらえるが、18きっぷではたとえ人身事故のせいで目的地につけなくても、有効期限が延長されるとか特急に乗せてもらえるとかそういった措置は一切受けられない。遅延でどうにもできないギリギリのスケジュールを組んだ人が悪いということになる。

それで「xxができないと18きっぷは使うな」といった厳しいことを言う人が多いが、個人的にはそんなこともないと思う。首都圏と京阪神を往復するとか、首都圏・京阪神を出ないくらいの範囲で遠出するくらいなら、たとえ時刻表が読めなくても問題ないと思う。もちろん18きっぷが使えなくなっても帰れる程度のお金を持っておくとか18きっぷの最低限のルールを知っているとかは必須だが、それ以上の鉄道オタクしか考えないようなやり方を想定して利用層を狭めてしまうのは、我々18きっぱーが最も恐れている「18きっぷ廃止」につながるゆゆしきことだと思う。

ただ、それ以上のことをするならそれなりの知識や能力が要る。それについては次回以降書いていきたい。

画像:僕が始めて使った18きっぷ。当時は転写・感熱券の違いなんて知らなかったが、転写MVで出した。今はなき「JR東日本高田駅」のスタンパーや、数少ない近鉄の日付印が入れられる駅である鶴橋の日付印が押してある貴重なものだ。