青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201508北海道旅行その6「北陸新幹線」

この日は飯山線を乗りつぶすことにした。長岡を出て十日町、戸狩野沢温泉、長野とたどった。

飯山といえば、個人的には液晶ディスプレイメーカーのiiyamaを思い出すが、そのiiyamaは飯山にある。飯山市ふるさと納税すると、ディスプレイなどiiyama製品がもらえる。

戸狩野沢温泉から飯山までの間、これから上京するであろう少女が家族に見送られていた。最初は長野から新幹線なんだろうなと思ったが、北陸新幹線開通後は飯山駅も通っていることを思い出した。北陸新幹線の恩恵を受けたのは北陸だけではない。

戸狩野沢温泉からは長野行きだったのだが、逆にその新幹線によって豊野から長野はしなの鉄道に経営移管されているので、別運賃が必要になった。僕はそれを知っていたので長野で精算したが、車内ではアナウンスもなくあたかも全線JRのままであるかのようで、駅も「しなの鉄道分は清算が必要」といった掲示はなかった。その上精算所は列ができていて、列の横の有人改札で何人もの乗客が18きっぷを見せて素通りするという有様で、正直僕がお人よしでなければわざわざ並んで運賃を払うのがバカらしくなるだろう。

長野からは信越篠ノ井中央西線で名古屋に出てそのまま帰った。新幹線の開通にともなう三セク化であちらこちらで名前にそぐわない路線ができたり路線名がめちゃくちゃになっているが、長野地区はそれが特に顕著だと思う。長野~塩尻以遠と列車は1本でいけるのに路線は信越本線篠ノ井線中央本線と変わる。信越本線にいたっては高崎~横川、篠ノ井~長野、直江津~新潟と3つに分断され、とても「信濃と越後を結ぶ路線」とはいえない有様だ。