青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20151011大阪近郊

先週、急に神戸に行きたくなった。神戸は中学生のときに遠足で行って以来好きになった街で度々行っていたのだが、大学に入ってからは18きっぷ旅行で通過するだけで、降りていなかった。

最初は神戸と京都を往復するだけでもいいかと思った。しかし、ちょうど10/14の鉄道の日を目前に、JR西日本では「鉄道の日記念JR西日本一日乗り放題きっぷ」というフリーきっぷを出している。なので、大阪近郊で僕にゆかりのある街を途中下車で回ることにした。秋は気候も涼しくなって旅行に適した季節なのでフリーきっぷはたくさん出ていて、どれにしようか結構迷った。

まずは朝、始発で京都駅を出て湖西線に乗った。湖西線は大阪、京都から北陸方面への特急が経由する、いわば北陸への道である。北陸へは何回か行ったが、乗継があわなかったり、北陸本線の起点が米原で起点から乗りたかったというのもあり、全部琵琶湖線経由で行った。なので湖西線に乗るのは高校以来だった。

車窓は琵琶湖が迫るものだったが、あいにくの曇りだったので水平線がわからなかった。つくづく今年は天気に呪われている。

近江今津で乗り継いで米原行きに乗った。琵琶湖線湖西線の合流点は近江塩津駅で、近江今津方面から米原方面へはスイッチバックになる。

そこで第一の目的地、「虎姫駅」へ到着した。ここにくる目的はただひとつ、「必勝祈願」である。なんのことかおわかりだろう。残念ながらクライマックスシリーズ初戦は落として絶体絶命だったのだが。

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ログハウス風の駅の前にはいくつか展示物があり、どうやらおみくじを考え出した元三大師の故郷らしい。

虎姫では入場券を買った。下車印も押してもらったが、インクが多めでにじんでしまった。縁起が悪い。

その後は米原へ出て新快速で京都へ戻り、今度はみやこ路快速で奈良へ出た。そこから大和路線久宝寺へ出た。そこからは下車印をひたすら集めた。久宝寺緑地は何度も行った場所だ。おおさか東線も開業し、駅前に大きなマンションも建って、都会になっていた。

天王寺から阪和線に乗った。長居公園も何度も行った。杉本町は近くの大阪市立大に何回か公開講座を受けに行った。杉本町も新しくなっており、東口が新設されていた。それにともなって、阪和貨物線跡がほとんどなくなった。

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杉本町から天王寺に戻り、環状線で弁天町へ立ち寄った。弁天町には交通科学博物館という鉄道など交通技術に関する博物館があり、何度も行ったのだが、昨年閉館した。跡地は展示用の線路もはがされ、建物だけが残っていた。

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環状線で福島へ出て、新福島まで歩いた。新福島から西明石行きで途中下車しながら神戸元町へ向かった。甲子園口の下車印を虎姫の横に押してもらいたかったのだが、他の下車印と思いっきりかぶってしまった。こりゃ今年もだめだ。ところが神戸線に乗っている間に、その日のデイゲームは勝ったという知らせが入ってきた。

元町で降りて、中華街で豚まんを買った。いつ行っても行列のできている「老祥記」という店で、この日も連休というだけあって並んでいた。

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メリケンパークでビールを飲みながら食べた。海を見ながらビールと豚まんを食べるというのが今日の最終目的だった。カップルがたそがれながら語らっている横で僕は1人で酔っ払いながら豚まんを食べていた。

また、メリケンパークではインドのイベントをやっていた。出店もたくさん出ていて、少し歩いてみようというくらいの気持ちで行ったのだが、出店のインド人のおっちゃんのしゃべりに押されてビールを買ってしまった。

すっかり気持ちよくなってステージを見ていた。なんかよくわからない歌手みたいな人が、何がインドと関係するのかさっぱりわからないが昔の歌を歌っていて、よくわからなかったがとても楽しかった。酔いながら歌を聴くのはどういうときでも楽しい。