青ポスの部屋

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乗車券 三ノ宮→京橋 「遠方で購入した乗車券」

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今回の乗車券は、一見するとごく普通の乗車券に見える。何の変哲もない三ノ宮駅から京橋までの片道乗車券だ。ただし発行箇所は「富良野駅」である。

かつて国鉄という一つの企業体だったJRグループは、今でもMARSシステムという共通のシステムを運用しており、JR線なら任意の区間の乗車券が全国各地のみどりの窓口で購入できる。今回は北海道へ行ったついでに帰りのきっぷを購入したのだが、このように地元で使う乗車券を旅先で購入することもできる。今回は富良野駅で購入したのだが、申し出ると特に詰まることもなく発売してくれた

ただしいくつか気にすべき事項はある。窓口の駅員は日本中の駅名をすべて暗記しているわけではないので、珍しい読み方をする駅名の場合は読み間違えたりすることはある。また、JR西日本では基本的に他駅発の乗車券は単体では売ってくれないので、JR西日本の駅で地元の駅周辺のみの乗車券は購入できない。ただし料金券なら制約はない。

また、クレジットカードで購入する場合は気を遣う。昔はカードで購入した場合購入した会社以外で払い戻したりすることができなかった。現在はできるようになったという話も聞くが、よくわからない。そのため、他社で購入するなら現金が無難だろう。

ちなみに、今回のように、自社区間を全く含まない乗車券を発売した場合、発売箇所の会社にはわずかではあるが手数料が入るらしい。

最後に、そのようにして発行箇所に旅行先の名前を残した場合でも、持ち帰りの場合は容赦なく穴あけの餌食になることがある。券面記載事項の上に穴あけされると非常に困るのだが、何度も言っている通り持ち帰りはサービスであり、駅員さんも忙しいことがあるので仕方がない。万全を期すなら、駅員さんが手すきの時に穴あけは文字を外してするよう言うしかないだろう。