北斗星の寝台で、朝4時半に目を覚ました。3年前北斗星に乗った時も早朝に起きて函館での機関車付替を見たことを思い出した。しかし当然ではあるがここは東京、走る北斗星はもういない。
この日は丸一日かけて帰った。朝一番の北陸新幹線はくたかで富山へ向かった。東京駅から東日本の新幹線に乗るのはこれが初めてだった。
向かいのホームにははやぶさが止まっていた。西へ向かう青い新幹線と北海道へ向かう緑の新幹線が並んでいるのは新鮮だった。
富山へも眠っているうちに着いた。 1時間でお土産を買いこんで、高山線の普通列車で高山まで行った。高山へ来るのも3年ぶりだが、駅が橋上駅になってとてもきれいになっていた。
駅の出口の横にあるカフェに併設されているロッカーに荷物を預けて、そのカフェで喜八郎まんという飛騨牛を使った中華まんを食べた。
15分ほど歩いて、古い町並みを通り抜けてまちの博物館へ入った。飛騨高山の歴史が土蔵を改修した建物に展示されており、興味深かった。
そして帰りは、一番の目当てである大阪行きのひだに乗った。
この列車はかつて大阪と高山を結んでいた急行「たかやま」を引き継いでできたもので、大阪しなのが廃止されてからは大阪や京都へ乗り入れるただひとつの「ワイドビュー」特急になっている。また岐阜までは名古屋行きと併結運転される。
大阪までは4時間以上かかったが、ビールを飲んだりしているとあっという間についてしまった。昔に4時間くらいかけて高山から岐阜までいったときはとても長く感じたものだった。ものすごく当たり前のことなのだが、やはり特急列車は快適だなと思った。
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今回は新幹線2本と在来線特急1本を使ったが、個人的には在来線特急ぐらいの速度感が一番楽しく旅ができるなと思った。