青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201403 北斗星旅行 その2 「北斗星の思い出」

2日目は北斗星の発車時刻まで東京観光した。知り合いに案内してもらって、上野公園などをぶらぶらした。

夕方になって、上野駅に戻り北斗星の到着を待った。そしてカメラを構える撮り鉄たちでごった返す上野駅に、北斗星が入線した。僕はカメラで外装を撮れるだけ撮り、乗り込んだ。

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乗車したのは開放式B寝台、古きよき2段式寝台の下段だ。食堂車を使う金なんてなかったので、上野を出てすぐにコンビニで買った幕の内弁当とハイネケンに手をつけた。

そしてアナウンスがあってすぐに、食堂車でシャワーカードとタオルセットを購入した。もちろん北斗星のロゴが入ったタオルなんてもったいなさすぎて使えないので、持参したタオルを使った。列車でシャワーを浴びる経験はこの先あるかないか微妙なところだ。*1

同室には、高校生くらいの息子さんと親父さんがおり、少しだけ話をした。親子は関東からで、引き返すために早朝の函館で降りていった。

いつくらいに寝たかは覚えていないが、ゆっくり眠ることができた。でも少し意識はあったので、青函トンネルを通過する間は起きていた。

函館ではホームに下りた。列車だったので「北海道に上陸した」という実感は正直あまりわかなかった。しかしそれ以降、雪と立ち木以外何もない風景を見ていると、徐々に実感がわいてきたものだった。

札幌が近づくと、乗り換え案内の放送が流れた。最後に「またのご乗車をお待ちしております」とアナウンスがあり、少し切なく感じた。実際、2度目の乗車は果たされることもなく北斗星は廃止されてしまった。

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*1:サンライズ瀬戸出雲には今のところ乗車経験はないが、この先機会があればぜひ乗りたいと思っている。