青ポスの部屋

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普通二輪免許 (2)第一段階

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二輪は入所に事前審査というものがある。とはいえいきなりバイクに乗らされるとかそういうことではなく、教習で使う400ccのバイクである程度の角度まで傾いても支えられるかと、倒れた状態から引き起こすことができるかの審査だ。自分はやせ形なので、バイクの見た目は大きくて心配したが、難なくクリアできた。

1回目の教習は初回の人のみで行われて、発進の練習をした。僕は四輪もMTで取ったので半クラの感覚はすぐ身に着いた。2回目にはギアチェンジして外周コースを走れるようになり、バイクで風を切る爽快さを知った。

難関といわれる一本橋は比較的簡単にクリアでき、10秒台を記録するまでになった。スラロームは少し時間がかかるがぎりぎりというところまでできるようになった。しかしブレーキの前の1時間教官とそりが合わず、ギアチェンジの練習でほぼ1コマ使われたので、最後の2時間でクランク、坂道発進をすることになり、みきわめまで行けず補習になるのを覚悟した。

その2時間は都合で1週間空いていたので、ブレーキの感覚が飛んでしまい、これまでは転倒はスラロームで1回しかしたことがなかったのに開始早々3回くらい転倒した。僕は普段自転車によく乗るのだが、自転車だと右ブレーキを使いがちで、その感覚のままバイクに乗ると止まるところでクラッチレバーと前輪ブレーキを握ってしまって急停止、バランスを崩して転倒するのである。その感覚がなかなか抜けず、結局この日は5回転倒した。

最後のほうはなんとかコースを回れるようになったが、終わったときは補習だろうなあと思っていた。ところが、「今度から第二段階に行きましょう」と言われ、とてもうれしかった。

と同時に、公道で400ccのバイクを乗り回すのが段々怖くなってきた。公道で転倒したら本当に命を落としかねない。「同じ値段で取れるなら中型にも乗れるようにしておこう」と思って教習を取ったが、結局400cc以上には乗らなさそうだなあと思っていた。*1

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*1:「当時」は。