青ポスの部屋

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大型二輪免許(2) 第一段階

大型二輪免許(1) 入所まで - 青ポスの部屋

目次

大自二実車(1,2,3,5時限)

四輪、普通二輪のときにもお世話になった教習所だったので、知ってる教官に「お、大型二輪取りに来たんか?」と声をかけられた。僕も緊張しやすい性格だが、そういう会話もあって普通二輪と違ってガチガチに緊張することはなかった。

125cc超のバイクに乗るのは半年ぶりなので、ちゃんと乗りこなせるか少し心配ではあったが、教習はみんな普通二輪の時から知ってる先生だったので安心した。初回は中型の人と2対1だったのだが、開口一番言ったことにびっくりした。

教官「(青ポス)さんは免許取ってから長らく乗ってないとかないですね?運転できますね?」
僕「はい、ここまでバイクで通ってます」
教官「じゃあ検定コース走るのでついてきてください。

普通二輪持ちとはいえ大型は初めてなので、最初は外周を走ってたまに一本橋くらいだろうと思っていたら、いきなりフルコースをやらされることになった。

でかいバイクも久しぶりだったので操作は少しぎこちなかった。しかも教習車はギアも入りにくい、クラッチも固い、リアブレーキの利きもよくない車で、そのうえ教習用のプロテクターでニーグリップがやりにくいという運転しにくい状況だった。

それでも転倒することもなく普通にコースを一周できてしまい、二度びっくりした。125ccと750ccでは実に6倍もの差があるので、正直大型は大型でクランクやスラロームで手こずると思っていた。しかし125ccとはいえバイクに乗っていれば排気量が大きくなっても対応できるのだ。それにクランクは中型ではクラッチをつなぐかつながないかくらいの速度でないと通過できなかったのがローギアでつなぎっぱなしでも通過できるようになったし、スラロームもいきなり7秒を切るか切らないかまで行った。

CB750に乗った感想としては、古い車で運転しにくいところはさっき書いたとして、思った以上にセカンドの下限が低いと思った。エンストはしなかったが、YBRだったら大丈夫だろうなという速度でノッキングしたりしていたので、所内ではローギアのまま走ることが多かった*1

直線で前に車がいないときに少し張り切って加速してみた。すると一瞬で指示速度の35km/hまで出たので、さすがナナハンとは思った。

その後もブレーキの体験を挟んだが、いきなり急制動波状路以外の検定コースの反復練習をこなした。一本橋は多分10秒以上いけたし*2スラロームも7秒を切った。教習の終わりには教官にも「予定以上のことができています」と言われた。

気づけば、僕の「乗りこなせると思えるバイク」の上限は400cc以上に上がっていた。

AT体験(4時限)

4時限はMT免許ではおなじみのAT体験としてビッグスクーターで教習した。とはいえビッグスクーターでは小回りが利かないし微速が難しいので、検定コースから坂発進とS字以外の課題を省いたコースを走ったあと、全く課題のない簡単なコースを延々走っていた。

普通二輪でも思った通り、ビグスクは扱いにくかった。乗っていると「どうしてこんな扱いにくい乗り物に好き好んで乗る人がいるんだろう」とまで思った。もっとも所内では30km/hも出せないからビグスクの微速が扱いにくい特徴ばかり目立つのであって、それ以上の速度でツーリングしていると楽なのかもしれない。教官は125ccのスクーターで先導していたので、僕もそっちで教習したいと思った。

みきわめ(5時限)

ここまで読めば予想できる通り、みきわめも普通に良好だった。一応「今日はみきわめです」と最初に言われたが、検定コースを何周も練習しているうちに見きわめが終わって、練習するだけだった。

第一段階を終えて、一本橋はまた1回だけ落ちたもののほとんど安定して走行できるようになった。しかしスラロームが7秒にわずかに足りないくらいなので課題として残った。

大型二輪免許(3) 第二段階 - 青ポスの部屋

*1:しかもクラッチが固くて半クラで走り続けるのはしんどかった

*2:タイマーが壊れていた。