2017年冬季の18きっぷシーズンがもうすぐ始まる。しかし残念なことにここ最近台風や地震の災害が相次ぎ、その復旧が追い付かず不通や代行輸送が続いている区間が重なってしまい、在来線しか使えない18きっぷでは旅程をよく考えなければならない状況になっている。
そこで今回はJR6社の在来線の不通区間、代行輸送区間、その他の要注意区間をまとめてみたいと思う。
追記:常磐線の代行輸送状況が間違っていたので修正しました(2017.11.26)
バス代行輸送区間(鉄道では不通)
ダイヤや列車との接続はJR各社のHPを参照されたい。
根室本線 東鹿越~新得
原因:2016年台風10号
富良野と新得の間が寸断されているため、旭川など道央から釧路などの道東へ抜けにくくなっている。札幌から道東へ行きたいだけなら特急課金して石勝線を使うとよいだろう。
日高本線 鵡川~様似
原因:2015年1月の高波による路盤流出
この区間は長期間不通が続いているが、JR北海道は復旧を断念しているので*1、残念ながら鉄道で復旧することはおそらくないと考えた方がよい。
18きっぷでも代行バスは利用可能だが、接続や本数を考えると日帰りで札幌方面へ戻ることは難しい。苫小牧ならなんとか1日で往復することはできる。
関西本線 亀山~柘植
原因:2017年台風21号
東海道本線の裏道としてよく使われる関西本線だが、加太越区間がバス代行となっている。そのため名古屋から関西線で奈良へ出たり、柘植から草津線で京都へ向かう場合は注意が必要だ。
復旧は来年1月になる見込みで、残念ながら冬シーズン終了には間に合わなさそうだ*3。
その他の要注意区間
三江線 江津~三次
三江線は2016年9月末に廃止が発表されている。廃止が2018年3月に控え、廃止発表以来大勢の鉄道ファンが乗車しに来ているほか、団体ツアーが普通列車に乗り込んでくることもあるらしく、休日は積み残しも出るほどの混雑となっているらしい。
18きっぷシーズンは更なる混雑が予想されるので、全区間通しで乗るならおそらく満員電車で3時間以上を過ごすことになる。特に三次10:02発の列車は広島からちょうどアクセスしやすくかつ日中に旅程が完結するため、乗車できない可能性すらある。どうしても乗りたいなら三次行きの始発なら比較的空いていると思われる。
参考:201512三江線旅行その2「山の陰と陽」 - 青ポスの部屋
参考サイト
yahoo!路線情報 https://transit.yahoo.co.jp/traininfo/top
よっしーの18きっぷガイドhttp://www6.airnet.ne.jp/yossy/touhoku_unkyu.htm
JR九州 災害に伴う運行状況のご案内についてhttps://www.jrkyushu.co.jp/railway/notice/index.html