青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201601四国旅行その2.1「予土線」

高知を始発の次で出て、予土線へ乗り継ぐため、土讃線の終点窪川へ向かった。高知県アンパンマンの作者のやなせたかしが幼少期を過ごした場所で、四国では高知以外でもアンパンマンが推されており、土讃線では普通列車の側面にもアンパンマンの絵が書いてあった。

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窪川では予土線まで1時間程度あったので散策した。山と海に挟まれた港町という感じで特に何があるという場所ではなかったが、地元関西ではなじみのコーナンがこんなところにもあったので入ってみた。ほとんど普通のコーナンだったが駄菓子が売っていたのでうまい棒を買ってみた。地元ではコーナンは便利屋という節があるが、ここではそれが強いようだ。ちなみに道中ではコメリの宣伝も見かけた。

窪川駅は土讃線と中村、宿毛方面へ向かう土佐くろしお鉄道中村線が乗り入れており、駅舎はJRと土佐くろしお鉄道で別々になっているが改札内は事実上つながっている。予土線窪川~若井で土佐くろしお鉄道を経由するため、18きっぷで利用するには別運賃が必要となる。時間があったので土佐くろしお鉄道の駅で乗車券と入場券を買った。乗車券は出札補充券、入場券は硬券で出てきた。

四万十川に沿って走る予土線はおそらく四国の最閑散路線だが、観光客を呼び込むためいくつかの「ホビートレイン」と呼ばれる列車を走らせている。中でも新幹線の0系を模した列車はニセ0系としてファンの間では有名になっている。

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外装こそ0系だが、車内には本物の0系の座席が1組置いてあるだけで、そこはすでに同業者とおぼしき先客が座っていて座れなかった。その座席以外はすべてロングシートな上、数時間ごとの運行で宇和島まで2時間かかるにもかかわらずなんとトイレがついていないという、非常に不親切な仕様だった。いくら外見が目をひくものでも乗り心地がよくないのはどうかと思う。