青ポスの部屋

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京阪電車 回数券

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JRの回数券はこれまで紹介してきたが、私鉄にも回数券はある。京阪電車にも普通回数券のほか2種類の時差回数券が設定されている。

発着駅が指定されているJRと異なり、京阪では回数券も額面式となっている。また発駅も指定されておらず、任意の駅から利用を開始できる。

また乗り越し精算の扱いもJRと異なる。JRでは回数券の乗り越しは別途乗車として扱われ、初乗り運賃から払いなおす必要がある。そのため、たとえば宇治から東福寺までの回数券を持っていて京都にも頻繁に行くとしても、回数券で京都で下車すると150円かかってしまい、よく使う駅が複数ある場合でも使いまわすことができない。

それに対して、京阪では差額精算となる。たとえば宇治から京橋は400円だが、390円の回数券で乗車した場合、乗り越し精算機で10円支払うだけでよい。先述の通り発駅も指定されていないので、よく使う駅が複数ある場合、最も運賃の安い区間の額の回数券を買ってそれ以外は乗り越し精算することができる。*1

ただし、JRでは回数券もICカードで購入することができるが、京阪では回数券は現金でしか購入できない。

券面の検討に移ろう。京阪の近距離券は横向きだが、回数券は縦向きになっている。自動改札を通すと入場駅と日時が印字されるようになっている。

発駅は指定されていないが、「京阪線内専用」と書かれており、大津線では使うことができない。この場合の「京阪線」とは京阪本線宇治線交野線のことで、宇治線交野線では使うことができる。

*1:この場合、割引額は最も運賃の安い区間にあったものとなる。