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この本が明らかにしてくれること
- なぜ、現代文明はヨーロッパで栄え欧米が力を持つに至ったのか?それは必然だったのか?
- どうして逆にならなかったのか?
たとえば「アフリカやオーストラリア、日本列島で文明が発祥して海外へ進出する」ようなことがなかったのか?
これらを解き明かすには、文明が発達する過程や要素を逐次見ていく必要がある。
文明が発達する過程
狩猟採集から農耕が発達するための条件
- ここでの「農耕」とは、品種改良など人にとって都合のよいように作物を最適化するプロセスのこと。人の手が入ることによって、「人に都合の良い」特徴が自然淘汰で生き残る。
- 狩猟採集民があるタイミングで突然みんな農耕をするようになったというわけではない。森から種を拾ってきて蒔いて育てるだけというような人もいた(ここでの農耕には含まれない)。
- 農耕が定着するには「1年草である(品種改良の成果が出るのが速い)」「自家繁殖できる(よい個体が交雑しない)」といった条件のよい植物が生えている必要がある。
感想
- 若干内容が冗長。
- 中国に関して雑すぎではないか。結局中国はなぜヨーロッパのようにならなかったのか。