青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20241004 関門海峡 その3 「ラストダンス」

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亀山八幡宮

しっかり朝8時頃に目覚めて東横インの朝食を食べた。帰りはゆっくり帰ることにしていたこともあり、時間が余ってしまった。

そこで、ふと昨日亀山八幡宮でお祭りの知らせを見たのを思い出した。「これは参りに来いという神様の知らせだ」と思ったので、参拝することにした。

駅のロッカーに重い荷物を放り込み、バスで亀山八幡宮へ向かった。名物の石段を登ったが、立木観音の石段と比べればはるかにマシだった。

おみくじを引いた。今度は末吉だった。

山陽新幹線改札内乗り換え

下関で荷物を回収した後、新下関まで山陽本線で行って、そこから山陽新幹線に乗った。

新下関はこだましか停車しない。なのでとにかくこだまに乗りたい物好きでなければ、新大阪に行くには新山口や徳山でのぞみやみずほ、さくらに乗り換えることになる。

ところが新幹線は在来線と違って特急列車であり、通常ならば特急券は列車ごとに必要になる。しかし乗り継ぐ度に特急料金が打ち切りになっていては困るので、改札内での同一方向への乗り換えに限って特急券は通しで発行され、それと別に指定券(いわゆる指ノミ券)が発行されるようになっている。  

新下関駅ピアノ

新下関はこだまが1時間に1本しかない。そこで待ち時間にコンコースの駅ピアノを演奏した。

昭和に作られたことがすぐわかる、非常に大きな空間にグランドピアノがおかれていた。大きな空間はピアノの音響を豊かにする、グランドピアノにふさわしい空間だ。しかし上を通過の新幹線がバンバン通って音がするので、集中して演奏したり録音するのには不向きなようだ。

新幹線

新下関のホームからは関門トンネルが見える。やってくる列車はトンネルから飛び出してくるまで何がくるかわからない。

自分が乗る予定のこだまがトンネルから飛び出してきたとき、おもわず「わあ」と声を上げそうになった。500系新幹線だったのだ。

500系新幹線はデビューしたときに自分は幼稚園児で、夢の300キロ超特急として憧れをもった思い入れのある車両ではある。

そんな500系も今年ついに廃車の計画が発表された。自分は葬式鉄みたいなのは好きではないのでわざわざ乗り納めに来ようとは思ってなかったが、思わぬタイミングで僕にとっての500系のラストダンスは訪れた。旅の末が吉であるというのでおみくじは当たっていたのかも知れない。

まとめ

今回もWEST EXPRESS銀河からつながるよい旅になった。今回も銀河は忙しい日常を離れて「遠くへ行きたい」という願いを叶えてくれた。

ただ夜行は簡易寝台とはいえやはり疲れる。特に翌日1日中ずっと揺れている感覚になるのは、ストリートピアノめぐりをする上で大きな問題になる。

銀河の定期コースで乗っていないのは紀南コースだけになった。紀南コースは新幹線が並行していないのでハードルが少し高いが、機会があれば乗りたい。