青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

乗車券 (日) TiS大阪発行

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TiS大阪は日本旅行の店舗で、大阪駅構内にある。大阪駅は京都駅以上に都会であり、出札窓口や旅行代理店も無数にある。

今回はクレジットカードで購入したのだが、C制のハンコで対応された。JTBは端末に再度差し込むとC制を印字できるが、ACMS共通の機能ではないようだ。

また、実はこの3月からMARSシステム全体で日付の形式が変わっている。「mm月dd日からn日間有効」という形式から「mm月dd日からmm月dd日まで有効」と、より分かりやすい形式に変更されている。また有効期間が1日のものは「mm月dd日当日限り有効」という形式になっており、今回もそのようになっている。

201705 高山大回り その2 「ひだ」

北斗星の寝台で、朝4時半に目を覚ました。3年前北斗星に乗った時も早朝に起きて函館での機関車付替を見たことを思い出した。しかし当然ではあるがここは東京、走る北斗星はもういない。

この日は丸一日かけて帰った。朝一番の北陸新幹線はくたかで富山へ向かった。東京駅から東日本の新幹線に乗るのはこれが初めてだった。

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向かいのホームにははやぶさが止まっていた。西へ向かう青い新幹線と北海道へ向かう緑の新幹線が並んでいるのは新鮮だった。

富山へも眠っているうちに着いた。 1時間でお土産を買いこんで、高山線普通列車で高山まで行った。高山へ来るのも3年ぶりだが、駅が橋上駅になってとてもきれいになっていた。

駅の出口の横にあるカフェに併設されているロッカーに荷物を預けて、そのカフェで喜八郎まんという飛騨牛を使った中華まんを食べた。

15分ほど歩いて、古い町並みを通り抜けてまちの博物館へ入った。飛騨高山の歴史が土蔵を改修した建物に展示されており、興味深かった。

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そして帰りは、一番の目当てである大阪行きのひだに乗った。

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この列車はかつて大阪と高山を結んでいた急行「たかやま」を引き継いでできたもので、大阪しなのが廃止されてからは大阪や京都へ乗り入れるただひとつの「ワイドビュー」特急になっている。また岐阜までは名古屋行きと併結運転される。

大阪までは4時間以上かかったが、ビールを飲んだりしているとあっという間についてしまった。昔に4時間くらいかけて高山から岐阜までいったときはとても長く感じたものだった。ものすごく当たり前のことなのだが、やはり特急列車は快適だなと思った。

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今回は新幹線2本と在来線特急1本を使ったが、個人的には在来線特急ぐらいの速度感が一番楽しく旅ができるなと思った。

Raspberry Pi 3にArchlinux (ARM)を入れてみた

先日友人にRaspberry Piを譲ってもらったので、ArchLinuxでサーバを構築してみた。何番煎じになるかわからないが、日本語のドキュメントが乏しい箇所もあったので、作業をまとめておこうと思う。

1.用意したもの

  1. Raspberry Pi 3
    いわずもがな。
  2. USB電源アダプタとmicroUSBケーブル
    公式には2.5Aが必要らしいが、手元の2.1Aのもので代用したところなんとか動いた。使い込むなら2.5Aのアダプタを別途用意したほうがいいと思う。
  3. microSD
    ストレージになる。今回は8GBのものを使った。
  4. Linuxマシン
    インストールメディア作成やパーティション割に必要。別にArchLinuxをインストールしていたマシンがあったのでそれを使った。fdiskやbsdtarが使えるなら十分だが、windowsしか触ったことがないような初めての人にはここが一番ネックになると思う。(そもそもそのレベルの人はおとなしく標準的なOSを使ったほうがいいと思う)
  5. HDMIケーブルとディスプレイ

2.インストール

Archlinuxの公式ドキュメントやwikiを参考に。
Raspberry Pi 3 | Arch Linux ARM
Raspberry Pi - ArchWiki

Raspberry Pix86などとは異なるARMというアーキテクチャなので、本チャンのArchLinuxとは異なるARM向けのArchLinuxを使う。基本的にはarchlinuxarm.orgのほうのドキュメントに沿ってやっていけばよい。これでSDカードにシステムが構築された状態になる。*1

bsdtarで解凍するところでなぜか警告が出る。

3.設定

この先は通常のArchLinuxと同様に設定を進めていく必要がある。その前に、エディタがあったほうがいい場面がところどころにあるので、好きなエディタをpacmanを使って入れておく。僕はEmacsユーザなので、以下のようになる。

pacman -S emacs

基本的には以下のURLの「タイムゾーン」以降でInitramfs、ブートローダの設定以外をやっていく。
インストールガイド - ArchWiki

ネットワークの設定で、ipアドレスは次のコマンドで確認する。

ip -f inet addr

ここからは通常のLinuxと同じだが、rootだけだとまずいので通常のユーザーを作る。

useradd hoge
usermod -G wheel hoge
passwd hoge

デフォルトだとlsに色がつかないので、エイリアスをさしておくとよいだろう。

alias ls="ls --color=auto"

4.ソフトのインストール

「本当に必要最小限のものしか入っていない」というのがArchLinuxの特徴で、ARMに移植されてもそれは引き継がれている。そのため必要なものは自分で入れていく。とはいえpacmanが使えるので、ここから先は通常のArchLinuxと変わりない。

まずリポジトリを最新の状態にする。

pacman -Syu

pacmanでのインストールはrootでしかできないのに注意。しかもデフォルトではsudoは使えない。

そこからいろいろ好みに応じて入れる。pacmanは空白区切りで複数のパッケージを一気にインストールできる。gccpythonimagemagickあたりはどのような用途でも入れておいたほうがいいと思う。サーバにするならapachepostfixなども入れる必要があるだろう。

*1:元のArchLinuxでは、インストールメディアからArchLinuxを立ち上げて、pacstrapなどでビルドしていく作業が必要になる。