青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201509山陽旅行「土砂降り」

北海道からの帰り、京都駅近くのチケットショップで18きっぷを2回分衝動買いしてしまった。そこで西日本を旅行することにした。夏らしい、晴れた日の海が見たかった。

1日目。山陽本線を西へ進み順調に岡姫を越えた。余裕を見て30分前に相生に着くようにしたところ、無事ガラ空きの岡山行きで座席を取ることができた。その後の新快速で大量の乗客が乗り込んできて満員列車になった。

そのあと、三原から呉線を使った。曇っていたものの、瀬戸内海が迫る所もあり眺めはよかった。ただ曇っているせいで気分は晴れなかった。

そのまま山陽本線新山口まで行って、その日は宇部線乗りつぶした。ところが夜に雨が降ってきて、傘を買う羽目になった。

2日目。朝から土砂降りでますますモチベーションが下がった。その上徳山で列車が止まり、遅延しながらも動いていた岩徳線で岩国まで行ったが、2時間近くかかった。うんざりした。

広島から芸備線福塩線経由で府中までいける列車があったので、芸備線福塩線経由で福山まで行った。この後四国を回る予定だったが、雨が続きそうだったのでもう次の日までで帰ることにした。

3日目。ただただうんざりしながら帰った。得に何もなかった。

この夏の旅行は本当にがっかりするものだった。天気はほとんど曇りか雨で晴れていたのは1日しか記憶にないくらいだし、きっぷはなくすし、金ばかり出て行って本当に何のための旅行だったのかわからなくなった。それでがっくりきたからか、帰ったその日の晩39度近い熱を出してしまった。それ以来今もせきがとまらない。

その後、僕は正月に引いたおみくじを1年財布に入れておく習慣があるのだが、久しぶりに読み返してみると、「旅行:利少なし」と書かれていて、大当たりだなと思った。

大学のほとんどの長期休暇は使い方がわからずボーっとすごしてきて、折り返してからやっと安旅行の楽しさを知った。しかし数少なくなってしまった夏休みで、しかも学部最後の夏休みがこんなことになってしまい、ものすごく後悔した。お金も時間も、他に何か大切なものもたくさん失ってしまった。自由にありあふれた「大学の夏休み」はもう二度と来ないのだ。