前回は京都駅のJR西日本のみどりの券売機で購入した乗車券を紹介した。今回はJR東海の券売機で購入した乗車券を紹介する。
見当はつくが、JR東日本、東海、西日本の本州三社のうち、おそらく一番儲かっているのが東海で儲かっていないのが西日本である。なので東海は飯田線や高山本線のようなローカル線にも新車を導入して維持費のかかるマルス端末が置けるのに対して、西日本はいまだに国鉄時代から車両や駅舎が一切変わっていない地域も存在するくらいだ。
なので、東海は比較的早く設備の置き換えが進む。出札端末も例外ではなく、京都駅のJR東海の出札端末は、窓口はもちろん券売機も大多数が感熱方式に置き換えられている。
切符がどの会社で発行されたかは、発行駅の近くに書いてある「(4- )」とか「(3-タ)」で見分けることができる。番号は北海道から順に各社に振られているものを指す。
「タ」とは、その会社以外の区間を含むということを示す。今回、京都から黄檗までは奈良線というJR西日本の区間を経由する。それをJR東海の券売機で発売したので、「(3-タ)」と印字される。
なお、大多数が感熱化してしまった東海だが、実は京都駅にもごく一部東海の熱転写端末が存在するらしい。
追記(2015.11.09)
一部残っていた東海の熱転写端末だが、つい最近置き換えられてしまった。なので京都駅の東海のマルスはすべて感熱化された。