Linuxサーバに外部からアクセス、操作するには、SSHというプロトコルを使う。windowsの場合はputtyというフリーのクライアントソフトを導入してアクセスするのが標準だが、LinuxにはSSHクライアントは標準装備されている。
LinuxからSSHでアドレスがserver.comの外部サーバにユーザーuserとしてアクセスするには、コマンドラインで
ssh user@server.com
と打てばよい。あとは対話的にパスワードが要求される。公開鍵がある場合は
ssh -i ./pass/key.ppk user@server.com
とすればよい。この場合も対話的にパスワードが要求される。
そうすればターミナルがローカルでサーバにアクセスしたときと同様になり、リモートサーバ上でコマンドを入力するのと同じようにして操作できる。
リモートサーバで作業をしていると、ファイルのやり取りがしたくなることがある。その場合はscpコマンドかsftpコマンドを使う。
scpコマンドは、cpの拡張のように使える。
scp ./hoge.txt user@server.com:~/hoge
ただしコピー先のパスが正確にわかっていなければ使えない。
同様にファイルのやり取りはsftpでもできる。これは対話方式で使えるコマンドで、こちらのほうがはるかに使いやすい。
sftp user@server.com
で入る。
ls:ディレクトリ確認
put hoge.txt:ファイル送信
get hoge.txt:ファイル受信
で操作する。