青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201601四国旅行その3「橋と港」

松山から予讃線で一路東へ向かった。もちろんこの列車もシートはクロスだったもののトイレはなく長時間乗車には非常にきついものだったが、なんと松山駅では「多度津で高松行きと連絡」と書いてあり、少し混乱した。ここまで長距離乗車を冷遇しておきながら、普通列車を4時間近く乗り通して高松行きに乗り換える乗客が僕以外に一体何人いるのだろうか。

とはいえ18きっぷ旅では普通列車の長時間乗車以外に手段がないのでその列車を4時間近く乗り通した。予讃線伊予市以東は単線だが電化されており特急列車も多く運行されているので、輸送力は限界に達しつつある。そのためところどころで5分以上停車した。まるで往時の北陸本線のようだった。

寝たり起きたりしているうちに、ついに多度津に到着した。これでJR四国は徳島からの牟岐線を残すのみとなった。ここからまた接続が悪く坂出まで3駅乗ってマリンライナーに乗り換えた。

今回は茶屋町で降りて宇野へ向かった。かつて瀬戸大橋ができる前、岡山から宇野線茶屋町経由で宇野へ伸び、宇野港から宇高連絡船で高松までが結ばれていた。瀬戸大橋ができてからは、その役割は茶屋町から西へ分岐する本四備讃線へと移り、宇野線茶屋町~宇野間はローカル輸送に徹することとなった。

宇野で降りたところ、街はすっかり寂れているというわけでもなく、港町としてにぎわっていた。宇野港から鉄道航送はなくなったものの民間で高松まで向かうフェリーや、小豆島へ向かうフェリーが発着しており、フェリー乗り場は人でにぎわっていた。

f:id:bluepost69:20160115030518j:plain

海沿いに公園があったが、そこでハーレーのイベントがあったようで、ハーレー乗りがたくさん集まっていて近づけなかった。

その後岡山まで戻り、津山線姫新線で姫路へ出て、新快速で帰った。毎度安旅行の締めは京都駅ビル京都拉麺小路と決めているのだが、今回は徳島ラーメンを食べた。四国から戻ったのに四国のラーメンを食べるとは妙な気がする。

今回の旅行では海辺をめぐることが多かったが、船旅をしてみたいなと思った。調べれば九州と四国を結ぶ船や、瀬戸内でも宇野や三江線の帰りに寄った日生から小豆島経由で四国へいけるもの、和歌山から徳島へ行く航路があるとのことなので、今年中に1回はやってみたい。