青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

201603北海道旅行 その2.1 「東北新幹線」

2日目早朝、水戸から常磐線でいわきまで向かい、磐越東線で郡山へ入り、そこから東北本線ルートで青森へ向かった。

ここからの6日間は青春18きっぷではなく、北海道&東日本パスを使った。これは「18きっぷの兄弟分」といわれるきっぷで、18きっぷと同時期に発売され、JR東日本と北海道に加えて、18きっぷでは使えないIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道北越急行が使えるというきっぷだ。さらに急行列車、つまりはまなすには急行券を追加すれば乗車できるので、北海道へ行くには必須といえるくらいのきっぷである。

常磐線を北上する途中、段々霧が濃くなってきて、一時徐行するという放送が入った。

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乗り継げないという事態が頭をよぎったが、なんとか到着遅れは数分で済み乗り継ぐことができた。

だが本当の試練はここからだった。郡山から福島、白石までは順調だった。白石でも時間通り乗り継いでそこからしばらく寝入って目が覚めると、岩沼で長時間停車していた。何でも午前中に人身事故があり列車がつまっているため進めないらしい。

列車は徐行と停車を繰り返しながらのろのろ進み、なんとか仙台へはたどり着いた。しかし下り小牛田方面も同様どころか「次がいつ出るかわからない」という状況だった。時間的には余裕はあるにはあったが、予定を狂わせたくなかったのと乗ったことがないからという理由で、支社境界でダイヤ乱れの影響が消える一ノ関まで東北新幹線を使うことにした。

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青春18きっぷや北海道東日本パスは、「ガラ空きの列車を運行するよりは運賃を安くしても乗ってもらおう」という趣旨の乗車券だ。なので普通乗車券とはちがい目的地への到着は保障されない(というよりフリーパスなので、乗客の考える目的地はあっても、制度上の目的駅というものが存在しない)。

しばしばダイヤが狂ったり接続が取られなかったりすると新幹線改札口で新幹線による振替を要求する輩がいるが、ダイヤ乱れの混乱に拍車をかける上に規則にも反する認められないことだ。

(ただし先日の高崎線の運休のように、特別に新幹線での振替輸送が認められることがある。駅員に尋ねればよいのだが、断られても食い下がってはいけない。)

さて、初めて乗車した東北新幹線だが、勾配のせいか浮遊感がある箇所がありすこし気持ち悪いなと思った。とはいえ最新のE5系は自由席でも窓の下に共用のコンセントがあり、便利だなと思った。