青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20161120 南海電車

何気に今年の秋は関西のきっぷ界隈で大きな動きが2つあった。ひとつは青春18きっぷの常備券の発行が冬季で正式に終了されることが発表された。今後もみどりの窓口などでは発売されるので普通の客にはあまり関係のない話だが、きっぷ鉄には残念な話だ。

もうひとつは、スルっとKANSAIとそのフリーパスの発売終了だ。スルっとKANSAIは関西私鉄の代名詞のようになっているが、ICカードの台頭でその役割を終えることとなった。とはいえフリーパスがなくなるのはとても残念だ。

というわけで、今まで3dayパスは使ったことがなかったのだが、1回くらいは使っておこうということで購入した。それで自社局でフリーきっぷを発行していない南海電車を乗りつぶすことにした。

難波から特急サザンで和歌山港まで行った。特急は会社によって特急料金が必要だったり不要だったりしてややこしいが、関西ではおおむね近鉄以外は不要だ。しかし南海の特急は複雑で、ラピート、りんかん、こうやは特急券が必要である。サザンは自由席と指定席があり、指定席は特急料金がいるが、自由席は特急料金なしで乗車できる。なのでサザンについては特急というよりは指定席の快速列車に近い。

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和歌山港は徳島へのフェリーが発着しており、南海電車と提携して企画券を出したりしている。なので和歌山港までは再び来ることになるだろう。とはいえフェリーに乗らないと特に用事もないし、そもそもダイヤもフェリーの発着にあわされていて次が3時間後とかだったのでそのまま折り返した。

和歌山市から加太線に乗車した。すると、加太線で運行されている「めでたい電車」に当たった。

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外装もさることながら、中もかなり派手だった。

加太を引き返してからみさき公園から多奈川線を往復した。多奈川線深日港から出るフェリーの接続路線だったが、現在はローカル線となっている。

その後泉佐野から関西空港線を往復し、羽衣から高師浜線を往復した。そして最後には岸里玉出から汐見橋線に乗車した。

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汐見橋線は実は高野線の一部だが、高野線列車も難波発着になって以降は線内往復列車のみの完全なローカル線になっている。

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汐見橋駅阪神、地下鉄の桜川駅に隣接している。開業初期に作られた観光案内が少し前まで残っていたらしいが、最近はずされた上に切り刻まれて販売されたという。

ここからは地下鉄で帰った。結構早くに終わってしまったが、高野線は次回に回りたい。