青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20201101 南海フェリー

南海フェリーについて

和歌山~徳島を結ぶ航路。

本州と四国を結ぶ橋で原付が通れるのはしまなみ海道しかないので、関西と四国を原付で行き来するには南海フェリー一択になる。

往路

朝5時半に起きて9時台に和歌山についた。わずかに頭痛があったが、乗ってるうちに気分も乗ってきたのでフェリーも乗ることにした。和歌山市内で少し道に迷ったが、フェリーへの乗船はスムーズに行った。

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フェリーでは座敷席の窓際に陣取った。和歌山港を出てからしばらく寝ていた。アイマスクと耳栓をつけて万全のつもりで寝た。

目が覚めて、ちょっと気持ち悪いなと思った。今まで自分は船酔いしない体質*1だと思っていたのでまさかと思ったが、この日は酔ってしまった。無理に寝ていても段々気分が悪くなってきたので、ミンティアをかなりのハイペースで食べていた。

外に出て風に当たると少しマシにはなった。しかし降りる準備で下に降りるとまた気持ち悪くなった。「帰りもこれ乗らなあかんか...。」と思うと、久方ぶりに「これ本当に帰れるのか」と絶望した。

月見ヶ丘公園

船を降りた瞬間、無情にも雨が降ってきた。まさに「なんて日だ!」という感じだ。船を降りても気持ち悪かったので、鳴門まで行くのは時間的制約もあり断念した。代わりに近場で月見ヶ丘公園というところがあったので、そこで休憩することにした。

テントサイトなどもあるきれいに整備された公園で、親子連れが多かった。帰りのフェリーで寝れなくなっても困るので、休憩しながらブラブラした。

船酔いのせいでいろいろ嫌になってしまっていて、「こうなったのもバイクに乗っているからだ、もうバイクに乗るのもやめてしまおうか」と思った。

帰路

往路で覚悟はしていたが、往路以上に揺れがひどかった。

どれくらいかというと、横になって窓を見ていると海面が窓の下から上まで上下しているのがわかるくらいだった。今思い出しても気持ち悪くなりそう。

でも往路で失敗した原因を考えて対策したおかげか、多少は気持ち悪かったが、大きく悪化することはなかった。

揺れが収まっているときに外へ出てみた。夕暮れで外は真っ暗で不気味だった。手すりを触ると小雨とも波しぶきともわからない水滴で濡れていた。

和歌山港についてからもきつかった。今度は頭痛がひどくなり道中で薬を飲んだ(幸い道中で薬が効いてマシになった)。夜のR24は真っ暗で困った。

まとめ

船酔いした原因

  • 早起きしており体調が万全でなかった。
  • バイクで80km走った後で神経に疲労がたまっていた。
  • 船の側面に近い揺れの大きいところで過ごした。
  • どちらかというと厚着で寝てしまった。
  • アイマスクをしたので頭の温度が上がった。
  • 両耳に耳栓をしていた。
  • たまたま波の高い日だった。
  • 淡路島の影になっているところはそうでもないが、そうでないところは揺れる。

カウントしてみるとものすごい数の悪条件が重なってしまっていた。

今後

徳島港に降りた辺りでは「二度と乗るか!!!」と思っていたが、アホなので1週間経ったら忘れてしまい、将来的にまた乗りそうな気がしている。

*1:小学生の頃まで毎年夏は五島列島行きのフェリー太古に乗っていたが、記憶の限りでは動けなくなるほど酔ったことがない。家族全員酔うほどの時化でも父と自分だけ大丈夫だったということもある。