青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

取ってみたいお金にまつわる資格

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年末年始モードから確定申告シーズンに突入し、ここ数週間はほぼ毎日泣きながら帳簿とにらみ合いしてます。

とはいえ相変わらずブログに書くようなネタはなかなかない*1ので、今年の目標的なところも兼ねて、取ってみたいお金関連の資格を調べたのをまとめてみます。

簿記(1,2,3級)

昔からある会計の王道資格です。いくつか主催団体があるようですが、日商簿記が一番有名だと思います。

www.kentei.ne.jp

資格としては簡単な順に3級、2級、1級があります。簿記の知識としては商業簿記工業簿記があり、商業簿記では商品を仕入れて売上げる商業一般に必要な会計を、工業簿記では製造業に特化して人件費やさまざまな素材の仕入れから原価計算を行うのに必要な知識を学びます。

3級では商業簿記の基本を学びます。2級ではより深い商業簿記の知識と工業簿記を学びます。1級ではさらに普遍的な会計学の基本概念を理解することが求められます。3級は高校生でも取れるレベルで合格率が50%程度と高いですが、簿記1級となると10%程度と言われ、難関資格になります。

難関資格なだけに、簿記1級に合格すれば税理士試験の受験資格が得られます。

www.tac-school.co.jp

個人的に、経理でなくても簿記3級程度の知識は今後必要になると思っています。起業したり管理職になれば原価計算も行わなければならないので、簿記2級までは持っておいて損はないかもしれません。

また2級までは各論的な部分があり、簿記1級は会計学の原理や基本法則の学習になるので、学問が好きな自分は興味がそそられる部分でもあります。ただし取っても経理職に就くとは限らないので自己満足以上の費用対効果があるかは微妙です。

ファイナンシャルプランナー(1,2,3級)

ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下FP)はお金にまつわる幅広い知識を扱う資格です。証券投資、不動産、相続など、個人でもかかわることの多いお金の問題に対して、具体的な提言が行える資格です。

www.jafp.or.jp

FPも簿記と同様に3級は比較的取りやすく、2級、1級となると難しくなります。簿記は順番を無視して2級から受けたりすることもできますが、FPは実務経験がなければ3級、2級、1級と順番に受けていく必要があります。後述するAFPの研修を受ければ2級から取得することもできますが、研修費用はかなりかかります。

またこれらの「ファイナンシャル・プランニング技能検定」とは別に、日本FP協会が主催するCFPAFPという資格もあります。認定研修を受ければAFPとなることができ、FP2級を持っていれば研修が一部免除されます。AFPを持っている人が試験と研修を受ければCFPを取ることができます。さらに簿記と絡むと、簿記をマスターした後に税理士を取れば簡単な研修だけでAFPになれます。

ただしAFPやCFPは更新制のため資格を維持するのにコストがかかります。金融業界に転職するのであれば妥当なコストかも知れませんが、個人のスキルアップとして保有するにはかなり高いです。

投資をめぐる社会情勢や税制などは毎年のようにめまぐるしく変化します。そのため更新のないFP資格では知識が陳腐化してしまうという点がデメリットと受け止められることもあるようです。

個人的には、FP3級相当の知識は誰でも持っておいた方がよいと思います。FP2級以上になると3級を結局受けなければならないので、3級はとりあえずで取っても良いのかもしれません。この先ブログ記事を書くとか副業として財テク的な相談に乗るとかそういうことをするならFPの資格は必要になるでしょう。ただしAFPやCFPの維持コストをペイするくらいになるには相当な労力や時間が必要でしょう。

参考

money-study.net

まとめ

個人的には今年は簿記かFPかどちらかの3級は取得しておきたいと思います。簿記の学習は年末から始めていて、決算のところを演習すれば簡単に取れると思います。FP3級を毎度おなじみ*2過去問道場で演習していますが安定して合格点を取れているので、こちらも取れると思います。

fp3-siken.com

*1:実はYBR125のエンジンがかからなくなるという騒動がありました。なんとかかかるようにしたのですが安定しません。自分も諸事情でなかなか乗れなかったので自分自身の慣らしも必要です。しかし寒い日々が続くので、本格的に復旧させるのはまだ当分先になりそうです。

*2:応用情報、ネスペのときもお世話になりました。

【Vostro 3458】Windows10の再インストール

概要

Vostro 3458にWindows 10を再インストールします。

www.dell.com

Windows 10のライセンス

Windows 10ではライセンスの認証に2つの方法が使われています。

1つはプロダクトキーによる昔ながらの方法です。どこかに書かれたプロダクトキーの文字列を入力して認証します。このケースは今はレアになっています。

もう1つがデジタルライセンスによる方法です。マザーボードに書き込まれたデジタルライセンスの情報をWindowsが自動で読み取ってライセンス認証します。Windows 10を含むWindows8.1以上がプリインストールされていたPCではこの方法だそうです。

参考

support.microsoft.com

この手順で必要なもの

Windows10のインストーラを入れるUSBメモリかDVDが必要です。

手順

Windowsインストーラの作成

Windowsのインストールメディアを作成します。Windowsが動いているマシンでインストーラ作成ツールをダウンロードし、インストールメディアにするUSBメモリなどを差して実行します。

www.microsoft.com

インストールの実行

インストールメディアを挿入してBIOSメニューでインストールメディアからブートするように設定します。インストーラがブートしたら画面に従ってインストールします。

インストールが終わったらWindowsが起動することを確認します。 

ライセンスの認証

デジタルライセンスの場合、Windows10をインストールすると自動でライセンスが認証されます。

ライセンスが認証されているか確認するには、「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」で確認します。

感想

Vostro 3458は4年落ち近いPCですが、SSDにすればWindows 10でも十分動きます。

Acronis for Western Digitalでのストレージ移行

概要

Acronis for Western Digitalを使って、メインストレージを外部HDD経由でクローンします。

www.westerndigital.com

AcronisのWDでの認証

Acronisはストレージをバックアップしたりクローンしたりするソフトウェアです。昔はフリーソフトだったようですが最近クローン機能が有償化されました。

WD製のHDDやSSDが接続されていればクローンを行うことができます。ただし、SATA SSDがWD製の場合にUSB-SATA変換ケーブルを経由したりすると認証することができません。

Acronisでの2つの移行方法

Acronisのマニュアルを見ると移行する方法は2つあります。

  1. 移行先ディスクに直接クローンする
  2. 一旦ほかのHDDなどにバックアップを取って復元する

1の手順は直感的でミニマルですが、実行するにはWDのディスクが正しく認証されている必要があります。そのためにはSATA端子に接続しなければいけませんが、通常PCにはSATA端子は1つしかないので、移行元システムドライブがWDでない場合は使えません。新しいドライブがWDの場合、移行元ドライブを外して新しいドライブをSATA端子につないで、移行元ドライブをUSBにつなぐ必要があります。この場合読み書きするモードが変わるので少しリスクがあります。

2の手順は少し回りくどく、移行先メディア以外にバックアップを取るためのストレージ(大容量)とAcronisをブートするためのメディア(USBメモリでOK)の2つのメディアが余計に必要になります。しかし移行元ディスクを手を付けることなくバックアップを取ることができ、万が一移行がうまくいかなくても一番最初の状態に戻ることができるので安全に作業できます。またクローンではなくバックアップなのでWDのディスクがなくても作業が可能です。

そのため今回は2の手順で移行しました。

具体的な手順

Acronisブートメディアの作成

まずUSBメモリを差してAcronisを起動し、Acronisのスタンドアロン版をブートするためのメディアを作成します。

HDDへのバックアップ

次にバックアップ用のHDDやSDDを接続して、HDDへバックアップを行います。「クローン」ではないので注意してください。バックアップはWDのディスクが接続されていなくても実行できます。

バックアップの確認

確実を期すために、バックアップが完了したら正常に復元可能か検証します。

PCをいったんシャットダウンします。ブートメディアとバックアップディスクが両方接続された状態でBIOSに入り、ブートメディアからPCをブートします。するとWindowsではなくAcronisのスタンドアロン版が起動します。

Acronisが起動したらバックアップのメニューを開きます。バックアップデータの情報が見れるので、先ほど取ったバックアップがあることを確認します。該当するバックアップの右クリックメニューから「Verify」を選択し、バックアップが正常にできているか検証します。検証が正常に完了したらバックアップ作業は完了です。

ストレージの入れ替え

正常にブートメディアの作成とバックアップが完了したら、ハードウェアの入れ替えを行います。PCの電源を落とし、一般的なPCパーツ取り換え作業と同様にSATAストレージを入れ替えます。

バックアップの復元

SATAに新しいストレージ、USBにブートメディアとバックアップが接続された状態になったら、確認と同じようにしてAcronisのブートメディアでブートします。

HDDのバックアップを選択して復元します。このとき復元するバックアップと復元先のストレージに間違いがないかよく確認して作業します。OSの入れ替えなのでうっかり間違えると書き込んだストレージのデータはすべて吹っ飛びます。

復元が無事に完了したら、ブートメディアやバックアップを取り外してちゃんと起動することを確認します。起動が出来たら完了です。

ハマったこと

BIOS画面に入れない

Windows 10のの場合、Fast Bootが邪魔をしてBIOSに入ることができないことがあります。

その場合、いったんWindowsで起動して「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」と移ります。 「PCの起動をカスタマイズする」という項目があるので、そこの「今すぐ再起動」を押します。

メニュー画面に移るので、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」へ移り再起動します。するとBIOS画面に入ることができます。