青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

青春18きっぷ旅行で特急を使うこと

この間某質問サイトを見ていて、
青春18きっぷで特急ありでooまで最速で到達する経路を教えてください」という質問に
「それなら最初から特急を使え」という回答がしてあるのを見かけた。

何番煎じかわからないが青春18きっぷのルールを確認しておくと、

JR線の普通列車にのみ乗車可能。普通車指定席、グリーン車ホームライナーについてはそれぞれ指定席券、グリーン券、ライナー券などを購入することで乗車可能。
急行、特急列車(新幹線含む)については原則乗車不可能であり、まったく別で乗車券と急行券ないし特急券を購入することになる。(ただし津軽海峡線、石勝線、宮崎空港線など一部例外区間では自由席のみ乗車可能)

となっている。すなわち、勘違いされがちなところなのだが、特急列車については18きっぷでは乗車券部分の代用にすることさえできない。

ここまででは青春18きっぷと特急のかかわりはこれ以上語らなくていいように見えるが、それではまだまだで、実は特急列車は18きっぷをより有効に活用する手段になりうるのである。

地方の幹線レベルの路線(中央本線山陽本線北陸本線など)では比較的頻繁に特急列車が運行される。普通列車を使うだけだとそれだけで待ちあわせや追い越しで時間を食う厄介なものにしか思えないが、その特急を数駅分だけ使うことによって、一本早い普通列車に乗り継ぐことができる場合がある。

たとえば、先日高山へ行った際キハ40を見るために1950富山着になった。ここで北陸本線の時刻表を見てみると、金沢方面行きは1946富山発なので乗り継ぐことができない。

しかし1956富山発のサンダーバードがあり、このサンダーバードは次の停車駅の高岡でその1946富山発の列車と接続する。なので富山から高岡だけ切符を買えば1本早いものに乗ることができる。僕は(金沢まで乗ったが)その効果で金沢でおみやげを買う時間を確保しつつその日中に福井、武生まで到着できた。その日中に敦賀まで到達することができ、翌日始発で小浜線・関西方面へ出ることができる。

また、地方へ行くとそもそも普通列車は一日に数えるほどしかないのに特急列車ばかり運行される区間がある。そのような区間では特急に乗らないとらちがあかない場合もある。

気をつけなければならないのは、青春18きっぷで特急にのることはできないということである。車内検札で青春18きっぷをだして右往左往することのないよう。

2017.09.30 追記しました。

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