青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

歩くまち・京都レールきっぷ

みなさんあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

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先日都区内パスの関西版的なものがほしいなあと思ってJRおでかけネットを見ていたところ、2015年11月~2016年3月の期間で「歩くまち・京都レールきっぷ」というものが発売されているということを知り、使ってみることにした。

歩くまち京都レールきっぷは京都市営地下鉄全線を始め、京阪、阪急、嵐電、JRの京都市内を中心とする区間が1日乗り放題の乗車券だ。「歩くまち京都」を名乗るきっぷにもかかわらず宇治(奈良線、京阪宇治線)や亀岡山陰本線)、果ては琵琶湖のほとり浜大津(京阪京津線)まで利用できる。

しかしこの区間設定がなかなか不思議で、京津線浜大津まで使えるのにJRは山科までしか使えない。かといってJRは市内のみを厳格に守ってるわけではなく亀岡や宇治までいける。また、そもそも京都市内を走る近鉄京都線叡山電車は、調整できなかったのか、利用できない。

また、発売場所が非常に限られている。まずJRでは京都駅でしか購入できず、京都市交通局は定期券売り場ならどこでも買えるものの、京阪では三条のみ、阪急では河原町と桂、あとは京都観光案内所「京なび」でしか購入できない。つまり有効区間の端の宇治や亀岡から使うには、京都市までの片道運賃を支払う必要がある。今回は六地蔵駅の定期券売り場で購入した。

きっぷの内容について、私鉄で購入すると、私鉄で使用する磁気カードのA券と、JRで使用する普通紙常備券のB券、パンフレットとアンケートが袋に入って渡される。JRの場合はみどりの券売機でも購入でき、A券の引換券とB券が出るらしく、A券は初回使用までに京都市交通局の案内所で磁気カードに引き換える必要がある。おそらくB券はマルス券ということになるだろう。

利用日は、私鉄で購入する場合は購入時に指定する必要はなく、初回使用時に印字される。一方JRのほうは購入時に指定する必要があるようだ。

発行場所について、公式サイトに載っている画像も天満橋となっているので、天満橋で印刷したものを各所に常備しておくという方式なのだろうと思われる。B券のほうは発行社局まで書く欄がある。

特急列車は乗車券部分有効なので、京都~二条~亀岡で特急きのさき、はしだてまいづるは別途特急券を買えば乗車できる。新幹線は利用できない。

使ってみた感想として、やっぱり市バスが使えないのはつらいなと思った。京都駅から北野天満宮龍安寺など北西部へ鉄道のみで行く場合、円町や花園から10分以上歩くか地下鉄、阪急、嵐電を最低2回乗り継ぐ必要がある。また叡電も使えると幅が広がるなと思った。あとJRの地紋のない乗車券で捺し鉄をするのはなかなか新鮮だった。