1/15、大寒波が日本を襲い、京都でも積雪を観測した。平地でも雪が積もったが、鞍馬や比叡山のような観光地も雪化粧になった。それで先日「鞍馬・貴船1dayチケット」という京阪(京阪線)と叡電が乗り放題のきっぷがあることを知り、この機会に交野線の未乗区間(河内森~私市)と叡電を乗りつぶすことにした。
まず私市に行った。私市も比較的山手なので雪が積もっているだろうと思ったが、宇治川を越えると雪がまったくなくなっていた。
引き返して出町柳から叡電に乗って八瀬比叡山口へ向かった。京阪では偶然ドラクエ電車に当たって少しびっくりした。叡電はステラのまほう電車に当たった。
比叡山はケーブルが運休していることもあり人気はまばらなうえ、かなり雪が降ってきたので駅から出ることもままならなかった。
宝ヶ池まで戻って鞍馬へ行った。鞍馬には微妙に有名な「運賃が無料」のケーブルカーがある。実質的には運賃のようなものがあって寄付金として扱うことで課税を免れているというからくりがあるのだが、この日は大雪のため運休で、鞍馬寺まで1kmの雪山登りを強いられることになった。
実は、こういうこともあろうかと念のためにかばんの中にあるものを仕込んでいた。それは、かつて釧路で凍結した道路を歩くために買った滑り止めスパイクだ。これを装着して上ったのだが、びっくりするほど滑らない。くしくもこの日はセンター試験だったのだが、滑ることなくガチガチに踏み固められた雪道もぐいぐい登っていくことができた。
鞍馬寺では寺の朱色と雪の白のコントラストがとてもきれいだった。
余談だが、天狗の像は次の日に雪の重みで鼻が折れてしまったらしい。