青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20170302 北海道旅行 その3 「行き止まり」

この日は本当に乗りつぶしのために1日使って、室蘭本線の苫小牧~岩見沢富良野線に乗った。

おりしも、この日からダイヤが変わった。北海道では特急列車の運行体系が大きく変わり、一部の列車が旭川乗換となった。またスーパーカムイが系統分割され、青函トンネルスーパー白鳥として活躍していた789系が特急ライラックとして札幌~旭川間で走ることになった。

札幌駅でも789系ライラックが出発するところを見ることができた。函館で見ていた明るい緑の列車が無機質な札幌駅に止まっているのは新鮮だった。

札幌から苫小牧へ行き、そこから岩見沢行きに乗った。札幌圏の駅同士を結んでいる区間だが単線気動車が行き来する静かな区間だ。しかし札幌を迂回して旭川方面へ向かうことができるため貨物列車や貸切列車が走っている。また非常に長い直線区間があり、日本最長の直線もこの区間にある。

途中で林にキタキツネを見つけた。根室に行ったときも何匹かみたが、たくさんいるものではなくカメラを出している間に通り過ぎてしまうので撮影できなかった。

岩見沢で1時間待つ間に駅舎の中を歩いてみた。新しい駅舎は古いレールを再利用されて作られており、レールの見分け方などが解説されていた。またホームではここでも特急ライラックが発着するのを見ることができた。

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普通列車で旭川へ出た後、旭川からは富良野線富良野へ行った。方向表示幕には「マイタウン列車ラベンダー」と書いてあった。途中美瑛までは大量の観光客で混んでいた。

富良野では帰りに使う乗車券を買って、1時間待って滝川行きに乗った。根室本線富良野新得間は台風の被害で運休している。しかしこの区間日高山脈を越える閑散区間であり、かつての石狩と十勝を結ぶ役割は石勝線に移り特急列車も走っていないため、JR北海道は廃止の方針を打ち出している。代行バスも落合までで新得まで行っていない。もしも富良野新得が廃止された場合、富良野駅遠軽駅*1のように歴史的経緯でスイッチバックが残ることとなる。

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滝川へ戻ってから、再び旭川へ出てそこで宿泊した。

追記:記事を書いたときは根室線のバス輸送は富良野~落合だったが、3/28から富良野新得となった。

*1:遠軽駅スイッチバックとなっているが、かつては車止め方向に名寄本線が伸びていた。