青ポスの部屋

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普通二輪免許 (1)入所まで

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普通免許教習の半ばくらいから、四輪の免許を取ったら普通二輪の免許もとりたいなあと思った。

四輪の免許があれば原付にも乗れるので、四輪の教習にも原付教習がある。所内をトコトコ走っただけだったが、そこで二輪車で風を切る楽しさを知ってしまった。とはいえバイクはお金がかかるし危険でもあるのでわざわざ自分で原付を買おうとは思わなかった。

その後、研究室の都合で遠方の研究所へ通う機会があった。その研究所はひどく辺鄙な場所にあり、交通の便が非常に悪かった。バスの乗継のために遠回りをして1時間近く余計に早起きしなければならず、車かバイクが必要だなあと思った。

普通自動車の免許で原付は運転できるが、原付は法律上は速度が30km/hしか出せず二段階右折が必要で、警察の恰好の取り締まり対象なので嫌だなあと思っていた。そこで速度制限が外れ二段階右折も不要な原付二種に乗りたいと思っていた。研究所までの道は車が制限速度60km/hで行き来する道なので、原付はあまりに危険だった。

先日記事にしたように、なんとか普通自動車免許を取ったものの完全にペーパードライバーになってしまい、免許を取ったことに何の意味があったのかわからなくなってしまった。しかし普通免許を持っていれば普通二輪は学科が免除され教習費も安く上がるというメリットがある。

ところが普通免許を取った後、親の猛反対にあって頓挫してしまった。「危ないからだめ」と言われ、必要に迫られていると言っても「1時間早起きしろ」と言われ、完全に平行線の状態が数か月続いた。

何とか説得して教習所に行こうと思ったら、今度は研究室がらみでごたごたがあって研究所へ通うことも減りそうになった。母は何としてもバイクに乗るのを阻止したいので「今回はやめておいたら」と言ってきて、そのごたごたで迷惑もかけてしまったので飲まざるを得なかった。

それでもバイクに乗るのをあきらめきれなかった。そこへ四輪で通っていた教習所から卒業生限定のセールの知らせを受け、この機会を逃す手はないと入所を決めた。親にもやはり今住んでいるところがすでに田舎で不便だからと了承を得た。

乗りたいのは125ccATのスクーター*1だが、小型限定も同じ値段だったので教習は中型で取ることにした。今になれば、この選択は大正解だったと思う。

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*1:しかしこの前提は後で覆ることになる。詳しくは後ほど。