夜行列車や青函特例の廃止で、北海道へは安旅をするにしても飛行機を使うのが普通になった。最近はJetstarやpeachなどのLCCが就航しているので、新千歳へはLCCが一番安く行くことが出来る。
しかし新千歳以外へ行く場合でも、安く飛行機を使う方法がある。今回はその方法を紹介しようと思う。
乗り継ぐ場合はANA、JALが安い
ANAやJALは早くにネット予約することで1万円台で飛行機に乗ることができる「旅割」(ANA)、「特便割引」「先得」(JAL)を設定している。直行便で使うこともできるが、LCCが就航している区間ではLCCの方が安い場合が多い。
しかし、これらの割引は新千歳から釧路や稚内などの地方空港へ乗り継ぐ場合でも使えることがある。このような場合、LCCで新千歳へ行って列車などで各都市へ向かうのより安い。
ANA、JALともにネットから運賃検索や予約ができる。
www.ana.co.jp
www.jal.co.jp
道内の各都市へ行く場合は得
たとえば、このブログでも1度稚内→新千歳→神戸と乗り継いだ記事を書いた。
稚内→新千歳→神戸はANAが就航しているが、28日前以前に予約すれば乗継旅割が使え、15500円で乗ることができる。LCCだと新千歳からが7000円くらいかかって、新千歳までに10900円かかることを考えると安いと言える。しかもLCCでないので荷物代がかかることもないし、座席は快適なうえ飲み物まで出てくる。
乗継旅割は予約変更ができなかったり手数料が非常に高い(50%以上)という制約はあるが、LCCは多くがそもそも取消もできないので、それを考えれば問題はないと言える。
離島便に強いANAとJAL
ANAやJALは離島便も運航しており、このような場合でも乗継旅割が使える。
例えば、長崎の五島列島は博多からのフェリー、長崎からのジェットフォイルといった海路のほか、ANAが五島福江空港に長崎、福岡からの航路を運航している。なので大阪から行く場合は乗り継ぎで空路を使うこともできる。
伊丹からだと福岡経由で19200円、長崎経由で18700円となる。新幹線で博多まで行ってフェリーを使うと、普通運賃で同じくらい*1だが、ほぼ丸一日かかってしまう。また福江行きの場合はフェリーは夜行なので睡眠時間を有効に使えるが、福江→大阪では日中のほとんどを船で過ごすことになってしまう。それを考えると帰りだけでも空路を使うのは妥当と言えるだろう。
まとめ
飛行機は「高い」というイメージが先行しがちだが、LCCの台頭や新幹線との競争もあって安く使える方法も出てきた。うまく使ってうまく旅をしていきましょう。