青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

20150316大阪近郊区間制覇

もう1日くらい、フリーきっぷで近場を回りたいなと思っていたら、金券ショップに18きっぷ1回分があったので、大阪近郊区間で乗っていないところを乗りつぶすことにした。

新快速で新大阪まで出て、かつてのB快速の名残である湯浅行きの快速に和歌山まで乗った。実はこの列車は、梅田貨物線の前面展望を見れるただひとつ列車(特急は前面展望が見えない)なので、新大阪から西九条まで動画を撮った。

和歌山から高田まで和歌山線に乗車。五条で下車印をもらった。これで残っていた和歌山線を完乗した。

高田から新今宮まで大和路線の快速、そのあと環状線とゆめ咲き線こと桜島線に乗った。下車印目当てでユニバーサルシティでも降りてみた。あたりはUSJへ向かう人だらけで、相当昔に最後にUSJへ行ったときよりテーマパーク的雰囲気が強かったように思う。USJは当初は「ハリウッドの異国情緒漂う、外国から来た映画のテーマパーク」としてやってきたのに、最近は日本のコンテンツに染まりすぎているように感じる。

桜島線は周辺の工場へ通勤する人も多いわけだが、この時期は毎朝遊びに来る人で満員の列車で通勤するのは、肉体的にも精神的にも大変だろうなと思った。桜島駅まで来たが、周辺に特に何があるというわけでもなく、折り返した。

その後福島から新福島まで歩いたり、大阪城北詰から京橋まで歩いたりした。どちらも歩いたことのある場所だが、思い返せば旅を始めるまで歩いたようなところは大半歩いていたような気がした。高校時代は研修とかクラシックコンサートとかを見に尼崎や中ノ島を歩いただけで「ずいぶんいろんなところへ行った」という気になったが、そんな範囲はたかだか1日でまわりきれるような狭い範囲でしかなく、普段自分が過ごしているような世界なんてとても狭いんだなと思った。

その後は大阪から宝塚へ行った。宝塚の駅ナカには最近できたらしい介助犬シンシアの銅像があった。シンシアの話は小学2年生のときに授業で新聞の子供向けの小話に載っているのを毎日読んでいたので、とても懐かしいと思った。しかしシンシアが宝塚出身とは知らなかった。彼女も「宝塚のハチ公」的ポジションになるのだろうか。

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その後は篠山口で乗り継ぎ、福知山まで行った。福知山もずいぶん遠いイメージがあったが、3回くらい行ってみて近いなと感じるようになった。当然だが、相変わらず機関車の後ろにはスポーツヒマラヤがあった。

福知山で折り返して谷川から加古川線加古川まで行った。これで福知山線エリアは乗り切った。朝は奈良盆地、午後は丹波という農業地帯を通過したわけだが、同じ農業地帯でも空気が違うように感じた。気のせいかもしれないが。

加古川から兵庫まで行き、大阪近郊区間最後の路線、和田岬線に乗車した。和田岬線はとても特殊な路線で、沿線工場の通勤需要を満たすため、神戸市内という都市圏にあるにもかかわらず朝晩のみの運行で朝9時過ぎから夕方17時まで列車が1本も運行されないというきわめて特異な路線である。

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和田岬駅は昔木造駅舎があったが撤去されており、ホームと簡単な設備が残っているだけだった。和田岬行きはガラガラだったが、兵庫行きは結構混んでいた。

和田岬駅で大阪近郊区間はついに完乗した。これでひとつの節目になると思うとすこし感慨深かった。

あとは新快速で帰った。

注:大阪近郊区間
JR西日本の定める、文字通り大阪近郊の区間。選択乗車(いわゆる大回り)ができたり、運賃が割安に設定されたりしている。詳しくはwikipediaなどを参照されたし。