青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

奈良県を横断する道路

大阪と伊賀・津方面を行き来するとき、必然的に奈良市街や奈良盆地を東西に横断することになります。ところが奈良盆地平城京に始まる古い土地なだけに道がややこしいです。そこで主な道をまとめておこうと思います。

北部(奈良市街方面)

国道163号

最も北にある主要道路です。清滝峠をトンネルで越えて生駒市北部を抜け、木津川市から京都府に入ります。

中央環状線から清滝までおおむね片側2車線であり、清滝トンネルも非常に走りやすいです。ただし線形のわりに法定速度が40km/hと低くしばしば取締りがあるので下り坂になる大阪方面行きは特に注意が必要です。

また旧道の清滝峠方面は二輪は終日、四輪も夜間通行止めとなっています。

加えて奈良県内はあまり道路状況があまりよくありません。速度も上がらずところどころ混雑するので、あまり走っていて気持ちいい道ではありません。沿線施設もあまり充実していません。

木津川を渡る関係で木津川市付近はR24と重複区間も含むややこしい形になっており、上下ともに日中はずっと渋滞しています。南山城方面から来た場合はR24との重複区間へ入るところもボトルネック渋滞になっています。

2022.05.15 追記

清滝トンネルについて、大阪方面行きはトンネル内も制限速度が50km/hに引き上げられました。40の路面標示は現在消されています。

また旧道の清滝峠は二輪の通行が解禁されました。清滝トンネル二輪車が通行するのは危険なため」だそうです*1

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また木津付近について、木津東バイパスが開通して混雑が緩和されました。奈良市内へも出やすくなったので、木津以東はR163を通るときも木津以西は阪奈道路を使うという組み合わせが取りやすくなりました。

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阪奈道路大阪府道8号・奈良県道1号)

大阪市奈良市を結ぶ主要幹線です。生駒山をワインディングで登り大阪と奈良を直結します。

かつては有料道路だった経緯もあり、ほとんどの区間で立体交差になっています。そのため奈良市へ無料で最速で行くにはこの道が第一選択肢でしょう。

大東市内はやや混雑していることがあります。生駒山の登坂区間はアップダウンも激しい難易度の高い道で流れも速いので初心者は注意が必要です。土日の深夜は二輪は通行止めになるため日没後はR163へ迂回するのもよいでしょう。

生駒山を越えると高規格道路が続きます。終端付近を除いて混雑することはあまりありません。

南部(天理、桜井、宇陀方面)

国道25号(非名阪)

生駒・信貴山を南側から大和川沿いに迂回し、王寺を経由して天理へ抜けるルートです。

まず国分付近がどこも慢性的に混雑しています。大和川、石川を渡る橋に交通が集中しており、橋を渡るのに信号数回は待たなければなりません。

山を越えても王寺市内に五叉路があり迷いやすいです。少なくとも自分は迷わなかったことがありません。それらの難所を越えても街中で速度の出せない道が続きます。そのためあまり選択肢になることはありません。

中和幹線(奈良県道105号)

国分駅前からR25と別れてR165へ入り、山を越えたところから中和幹線となります。

幹線というだけあって片側2車線が桜井まで続きます。続くには続くのですが、所詮県道なので国道24号との交差点が現道・旧道の2か所あり、そこが非常に混雑します。それを除けば南部の一般道では最もまともな道ではあります。

国道165号大和高田バイパス

南阪奈の延長にあたるバイパスです。南阪奈道路を東進すると大和高田バイパスに流入するようになっています。

バイパス区間は中和幹線と違ってR24を立体交差で越えるため非常に快速となっています。しかしバイパス以外は基本的に走りにくいです。

まず南阪奈がある部分はあまりにひどい整備状況になっています。かつては竹内街道と呼ばれた国道166号は酷道としても有名で、羽曳野市内は軒先をかすめる区間が続きます。太子町へ至っても速度が低く走りにくいです。R166を大阪方面からトレースすると別の道に出ます。

逆に桜井方面から来た場合、葛城付近の側道は激しく混雑します。東側は丁字路となっており、流入するとき非常に混雑します。

有料道路

第二阪奈道路

阪神高速東大阪線から延長して生駒山を長大トンネルで抜け、大阪市奈良市を一直線で結ぶ道路です。

実は自分はバイクで通ったことがないのですが、その理由は料金が高いことにあります。値下げしたとはいえ西石切~宝来で620円かかり、阪神高速方面へ直通するとさらに阪神高速の料金もかかります。東大阪JCTから近畿道へ行くと620円+阪神高速料金280円+近畿道の料金と積み重なっていくため、めまいがしそうです。

西名阪道

国道25号のバイパスとして建設された道路です。名阪国道へ直通するため針や伊賀まで一本で行けます。

料金は長原(中央環状線)~天理で610円。中和幹線や大和高田バイパスのわずらわしさを考えると妥当とも思えます。料金は柏原を境に代わるので、ケチって藤井寺で降りても変わりません。

南阪奈道路

先述の通り大和高田バイパスと直通して中央環状線の美原までを結びます。料金は新庄~美原で580円。こちらはケチって側道の整備されてくる羽曳野ICで降りると470円になります。

まとめ

  • 奈良公園や木津川など北部 → 阪奈道路一択
  • 天理、名阪国道方面 → できれば西名阪。お金がないなら阪奈道路からR24で南下
  • 宇陀など南部 → 南阪奈を使うなら大和高田バイパス。高速なしなら中和幹線。

*1:同じ理屈は夢咲トンネルの小型二輪規制でも言われていますが、実際どうなんでしょう。自分はトンネルの中でも外でも大して変わらない気がしますが、夢咲トンネルの規制は解除してほしいものです。

道の駅 0004. マキノ追坂峠

目次

ビワイチ、北陸への道の休憩地点

大阪、京都方面から北陸へ行くには、琵琶湖の西側を通るR161が近道になります*1。道の駅マキノ追坂峠はそのR161の峠越えの関西側にあります。

また琵琶湖一周の時に湖東へ出るR303との合流地点より手前にあり、ビワイチの際の休憩地点にもなります。

アクセス

道路:国道161号

京都方面からでは湖西道路をまっすぐ北上すると着きます。ただし125cc以下は通行不可区間があるので適宜迂回が必要です。

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また堅田付近は湖西道路も下道も非常に混雑しますが、迂回路はR367まで上がるしかありません。

名古屋方面からであれば、R8を越えてしばらくしてから右折します。

*1:鉄道でも大阪と金沢を結ぶ特急サンダーバード湖西線を経由します。

【インプレ】Degner 防水サイドバッグ NB-148

Degnerから新しい防水サイドバッグが発売されました。

防水サイドバッグ/WATER PROOF SIDE BAG[NB-148] | バイクの革ジャンやレザージャケットなら【DEGNER】TOP | デグナーオンライン

ちょうどCBR400R用のサイドバッグを探していたので購入しました。

CBR400Rへの取り付け

付属品だけだと無理

  1. リアシートに留め具のついたメインのベルトを設置する
  2. その留め具に本体のD環をつける
  3. 適当なところに補助ベルトをつけ、バッグと結ぶ

という形になります。

ところが、メインのベルトは明らかにネイキッドやアメリカンなどシートが長方形のバイクを指向していてCBRのような逆三角形のリアシートではうまく固定できません。走行中にずれて余裕ができてしまい、ベルトが回転してしまってバッグがずり落ちてしまいます。おそらくその状態でバンクさせるとタイヤと干渉してバッグが破れます。

そもそも後ろ側がベルトが長すぎて固定できません。無理やりバックルに二重に通せばある程度はフィットしますが、正規の使い方でないので不安が残ります。

さらに補助ベルトでうまく固定できません。バッグの位置が下にありすぎて補助ベルトを使ってもタイヤとの干渉が防げません。

ホームセンターの荷締めベルトを使う

そこでホームセンターのベルトを使い、バッグを持ち上げます。

D環にベルトを通して締めると、いい感じで持ち上がる。

使い勝手

持ち運びは不便

公式には「ベルトごと外せばリュックになる」ということを売り込んでいますが、実際出先で持ち運ぶのはかなり面倒くさいです。

先述のような経緯でベルトを極限まで締めているので、リュックにするには緩めなければなりません。というかYBRのようにリアシートをねじ止めしているタイプのバイクでは逆にベルトを外すのが面倒くさいので、出先でわざわざ外すのは現実的じゃないと思います。

しかしベルトはバッグ1個に1つついていて、1つのベルトで両側に計2個固定できるようになっているので、両サイドに着けるようにバッグを2個買えば、ベルト1個は持ち運び用にできます。とはいえD環をぱちぱち付け替えるのも結構面倒くさいです。

防水は今のところ問題なし

秋ごろに買ったので土砂降りにはまだ遭遇していないが、少なくとも小雨程度では全く問題がありません。

使うならつけっぱなし

レインウェアを入れっぱなしにできるので、つけっぱなしで使うといい感じになります。

見た目

自分は問題ないと信じています。