はじめに
新学期が始まりましたね。入学や進級をされた方おめでとうございます。そうでない方も新学期おめでとうございます。今回は新学期に物理を学ぶ人向けに、自分が今までに学習してきたテキストを紹介したいと思います。
※リンクは大学生協のサイトのものを貼っておきます。生協で買うとポイント還元されるのでおすすめです。
力学・解析力学
質点や剛体の運動を学ぶ分野です。微分積分などの物理数学と呼ばれるような数学の分野も同時並行で教わることが多いです。物理学の基本中の基本と言えるでしょう。
原島鮮、力学、裳華房
1年生におすすめです。I・IIと分刊になっているものもありますがそちらはⅠが古典力学、IIが解析力学になっていたと思います。どちらでもいいと思います。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=20710194
ランダウ・リフシッツ、力学
2冊目としておすすめ。解析力学をやるならこれです。理論系に行く人は2冊目以降に通読するべき。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=20611110
振動・波動
振動や波動という物理学で重要な概念について理解を深める分野です。波動方程式を満たす線形な波動について学びます。
小形正男、振動・波動、裳華房
買ってはいませんが学部生のとき図書館で読んでました。なかなかわかりやすいかった記憶があります。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=11474967
電磁気学
電磁場について学ぶ分野です。特殊相対性理論とも関連が深い分野です。
砂川重信、電磁気学、岩波書店
これはあまりおすすめ度が高いわけではないですが、自分は1冊目これで勉強しました。可もなく不可もなくだと思います。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=10373326
ランダウ・リフシッツ、場の古典論
おなじみランダウリフシッツです。理論系でこれ通読したことない人はモグリ。特殊相対論もカバーしてます。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=20611111
Jackson, Classical Electrodynamics
洋書です。物理の理学系に進みたい人は持っておいてよいです。特に迷いやすい単位系の解説はとても秀逸です。
https://yosho.univcoop.jp/BookShop/Book/Detail?icd=1034115223&isbn=978-1-119-77076-3
熱力学・統計力学
熱力学は我々が直感的に思い浮かべる熱の巨視的なふるまいについて学びます。統計力学は系を質点の集合とみなし、熱力学に対してより要素還元的な理論を与える分野です。
原島鮮、熱力学・統計力学、培風館
おなじみ原島先生。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=10138397
量子力学
原島鮮、初等量子力学、培風館
自分は教養レベルでしか量子力学やってないのですが、原島先生はどれとってもわかりやすいです。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=10354662
J.J.サクライ、現代の量子力学、吉岡書店
超難しくて積み本してます。ただJ.J.サクライは量子系をやる人は通読する価値があると思います。
https://online.univ.coop/book/products/detail.php?item_code=20600823
(気がむいたら追記します。)