青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

博士課程に入学して半年が経ちました

こんにちは、青ポス(@bluepost125)です。研究が忙しすぎて放置してしまいました。申し訳ありません!

一応入学して半年たったので近況報告します。

宇治キャンパスの桜

経緯

bluepost69.hatenablog.com

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研究

おおよそ研究方針が決まった

取っ掛かりをやったり後述の予算の申請書を書いたりしてるうちにおおよその方向性が決まってきました。少なくとも修士末期のような行き当たりばったりの状態は脱したと思います。多分。

自分は「宇宙を支配する理論を理解すること」をメインテーマにしようと考えています。これについてはまたどこかで書きます。

共同研究

他大学の先生とやっている研究のお手伝いをしていて、Pythonで線形回帰をしたりグラフを描いたりしています。うまくいけば論文に名前載せてもらえるらしいです。

Gitを布教した

Git研究会を開きました。イチから資料やプログラムを作るのは非常に大変ですが、東工大OCWとして講義動画を出しているのを知って乗っからせてもらいました。これからは大学もオープンアクセスの時代ですね。

システム開発プロジェクト応用第一 第5,6回 Gitによるバージョン管理 - YouTube

ただ物理系の研究室であり全員がCUIに慣れているわけではないので、同じ流れの演習をVSCodeGUIで操作できるようにアレンジしました。前提知識を相手に合わせたプレゼンテーションを行うスキルとして企業時代の経験が生きたと思います。

生活資金

ここら辺は貴重な情報になるので別記事でもまとめます。

自分が申請する計画があるのは今のところ下記の4つです。

他にRAとして研究コードの開発で雇用を受けていますが、契約のない月もあり安定しているとはいいがたく、生活費は今でも綱渡りです。社会人時代にためた資本の運用益と親のすねかじりで何とか食っているというところです。

2023.05.20 追記

一番あてにしていた機構プログラム・フェローシップは不採用となりました。

別記事でまとめます。

当初の計画と比べて自己評価

入学当初は下記のようなことを考えていました。

  1. 自分の適性を活かして物理学の学問分野に貢献しつつ、博士号取得というキャリアアップにもつながる
  2. 大学以外のキャリアを活かして修士学生のキャリア形成の助けとなる。
  3. エンジニアの実務経験を活かし、研究室のIT系のマネジメントを改善して研究の効率向上につなげる。

今のところすべてで想定を上回る程度の貢献ができていると思います

1に関しては修士時代より効率的に研究活動ができていると実感します。例えば、修士のときはコード改修も全く手探りだったので、途方もない思索のように思考リソースを食いながら開発をしていました。今は自分の中に確立した原則に則って設計や開発を行えばよいので、昔ほどは思考リソースを割かずに開発できるようになりました。

2と3は想定を上回る貢献ができていると思います。学生さんからも技術的な質問を受けたりキャリアの相談に乗ってあげたり、信頼を受けていると感じます。世代の異なる修士の学生さんと交流するのは自分にとっても刺激的に感じています。また先生方からもコンピュータのプロとして、そして研究に真摯に取り組む博士学生として信頼していただいていると感じます。

その他

令和4年分確定申告をした

学生であっても日本国民なので、原則として所得税の確定申告が必要です(多くの場合例外に当てはまるというだけ)。自分はなんやかんやで毎年確定申告しています*1が、今回は給与の源泉が2枚あったり社会保険料が天引きされていなかったり初めてアルバイターみたいな申告になりました。

入学金と授業料を払った

両方とも免除に落ちたので支払いました。自分は住民票住所が実家にあり、親の年収で審査されるので、基準をオーバーしてしまいました。国立大とはいえ57万円を一括で支払うことになります。予期していましたが大変辛いですね。

しかし朗報もあります。SPRINGに通った人は今年に関してはその他の条件と関係なく授業料が全額免除されることになりました。大変ありがたいです。京大大好き。

www.kugd.k.kyoto-u.ac.jp

前職と絶縁した

自分から切ったわけではなく、むしろ年賀メールも送りましたが、返信が来ませんでした。

個人的には縁を切りたかったわけではなく、お正月や季節のあいさつを交わすくらいの関係でいたかったところですが、先方から反応がなくなった手前どうしようもないので残念です。一応在学中の年賀メールと学位取得のあいさつはするつもりではありますが、反応はあまり期待していません。

今後の予定

研究

5月に初めての学会に申し込むことを目標にしています。学会活動できるじゃない!

学会が行われる9月ごろまでにジャーナルを1本まとめたいなとも思っています。

DC2

出そうかどうか迷っています。自分の懐に入る額は授業料の関係*2でSPRINGとほぼ変わりませんが、DC2では研究予算が段違いの額が使えるようになります。しかし奨学金を辞退しなければならないので資金繰りは厳しくなります。

まとめ

まあぼちぼちやっていきます。申請を出していると実績がないことに焦燥感を感じたりしますが、一つずつ積み重ねていくしかないので気を抜かずにやっていきます。

おまけ

3DSのeショップがサービス終了になるので3DSシリーズ2台とポケモンVC全バージョン買いました。ポケモンをガチでやりこむ「りかけいのおとこ」になってしまいました。銀から始めましたがバッジをコンプしてスイクンを追いかけているところです。

*1:しかも毎年何かしら新しい要素が入る。

*2:SPRINGでは全員全免になりますが、学振DC2は一般の学生と同じ基準で審査が入ります。つまり実家を出て住民票を移さない限り親の年収で落ちます。