青ポスの部屋

旅と技術とポエムのブログ

大昔のi3マシンにUbuntu 20.04 LTSをインストールしてみた

眠っていた5年落ちのi3マシンにUbuntuを入れてみたら、結構いい感じに使えたので、インストールの体験談です。

大昔のi3マシン

多分これ。Windows初期化したので型番がわからなくなってしまいました。

kakaku.com

学部3年生くらいのときに買って、修士の研究まで使ってました。京都市内から宇治、実家と渡ってきたPCです。

就職してからは流石に動作が重く、特に起動して10〜30分経って安定するまで重すぎて使い物にならなかったので、一昨年くらいにメインマシンとしては退役となりました。その後は結局「中のファイル欲しくなるかもしれないしなあ」と触らずにずっと放置してました。

先日、祖母が「コロナでやることがなくて退屈だ」と言っていたので、「古いPCがもしいい感じに使えたら、この機会に覚えてもらおうかな」と思いました。

Windowsのブートループ

そこでまずはファイルを退避しているのを確認してWindows10のリセットをかけました。リセットする前のビルドバージョンは見てません。が、新しくなる前の壁紙だったので、1809かそれくらいだったと思います。

Windows10の初期化は「設定」画面から行いました。設定からリセットができるとは便利になったなと思いました。ところが...。

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言語を選択する画面のあとに「PCはなぜ再起動したのですか?」という画面が表示されます。「下にその理由が書いてあるのかな」と思ったらそういうわけでもありません。「更新プログラムを入れたら治るかも」みたいなことしか書いてません。

「次へ」ボタンを押すと「お待ちください」でまたクルクル待ち状態になるのですが、10分程度すると再起動します。立ち上がると言語選択画面、そしてあの「PCはなぜ再起動したのですか?」画面が現れるのです。なんという煽りでしょう。こっちが聞きたいわ!!!まるで「私がどうして怒ってるかわかる!?」という厄介な人みたいです。

まあ、もともと「最新のWindows10で使い物になるわけはないだろう」と思ってはいましたが、まさかリセットもできないとは思いませんでした。

Ubuntu 20.04

Windowsという選択肢は捨てていたしここまで来たらファイルも全部消えてしまっているので、Ubuntu 20.04をインストールすることにしました。Linuxのインストールは慣れっこです。

OSをインストールする手順は下記のとおりです。

  1. ブートメディアを作る。
    OSのisoファイル*1をDVDやUSBメモリに書き出す。
  2. PCにメディアを挿入して電源を投入し、BIOSを起動する*2
  3. 起動時の読み込み元を作ったメディアに指定する
  4. 画面に従ってインストールする

まず、Ubuntuの日本語版をダウンロードします。安定のjaistからダウンロードしました。

www.ubuntulinux.jp

次に、ダウンロードしたファイルをメディアに焼きます*3LinuxだとCLIから書き込めるのですがWindowsでは専用ソフトを使う必要があります。自分はRaspberry PiのOSイメージを焼いたときのetcherで16GBのmicroSDに焼きました。

www.balena.io

OSを焼いたmicroSDをUSBリーダライタ経由でPCにつないで、BIOSを起動するためのキーを押しながら電源を投入します。dellの場合はF12を連打しながら電源を投入するとBIOSメニューが表示され、ブートするメディアを選択できます。

Ubuntuのインストールを実行すると、ブートループせずにウィザードの通りインストールすることができました。

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使ってみた感じ

思ったより軽快でびっくりしていますUbuntuLinuxとはいえさすがに5年落ち・i3・HDDのマシンでまともに動かないのではと思っていました。HDDがボトルネックなので起動やOS起動後の各ソフトの初回起動は若干時間がかかりますが、ネットサーフィンやVSCodeでのプログラミング、Pythonコードの実行など大体のことは普通にできていて、新しい安価帯のマシンが手に入った気分です。

さらに当たり前ですがbashが使えるのがよいです。Windowsでプログラミングをするというのがいかに縛りプレイかがよくわかります。

ただし、アイドルマスターシャイニーカラーズだけは重すぎて使えませんでしたfirefoxでログインして無料10連ガチャを引いたのですが、2人目以降どうやってもアニメーションが進みませんでした。おそらくライブは無理でしょう。

また、個人的にAndroidLinuxで銀行や証券のログインはしたくないなあと思っているので、そういうことは母艦かiPod Touchでやります。

あと、SpotifyLinuxアプリは英語にしか対応してません。日本語のタイトルの曲やアーティストも表示はされますが、それ以外のUIは英語で表示されます。

でもこれでわざわざ母艦を持ち出さなくてもPCでやることはほぼ全部できるようになったのでよかったです。祖母にあげようかと思ってましたが自分のサブマシンにすることにしました。このブログも文書はUbuntuマシンで書きました。

*1:CDやDVDの盤面の情報をそのままバイナリに書き出したような形式のファイル。

*2:最近はUEFIのマシンも増えてきていますが情弱なのでよくわかりません...。

*3:IT系の人ならわかると思いますが、「isoファイルをエクスプローラでドラッグドロップ」とかだとうまくいかないです。