五島にバイクツーリングする場合の費用を計算してみました。
五島の港
五島は中通島と若松島を結ぶ橋を除いて、島と島の行き来はフェリーに乗る必要があります。基本的には港は島に1つ対応します。
中通島だけ例外で、大きな港が4つあります。また中通島と若松島は橋が架かっているので陸路で行き来することができます。すなわち下記の5つの港はすべて自走で行き来することができます。
下五島は基本的に港は島に1つです。
バイクを運ぶときに考える費用
バイクを船に乗せるときは歩いて乗る場合と異なり、普通運賃に加えて車両の運賃がかかります。
高速料金
五島へ行くのに使うであろう高速の料金は下記のとおりです。
| 大阪（中国吹田IC） | 新門司IC | |
|---|---|---|
| 博多（築港IC） | 10,810 | 2,180 |
| 長崎IC | 12,370 | 4,130 |
| 佐世保IC | 12,530 | 4,180 |
五島行きのフェリーは博多、長崎、佐世保の3つを発着しますが、佐世保を発着するものは上五島（中通島有川港）に行きます。福江をはじめとする下五島へ行く船は博多と長崎から出ます。
また関西と九州を行き来する名門大洋フェリーは新門司発着なので、使う場合は新門司と長崎、博多間は自走しなければなりません。
関西から九州までは自走の場合は中国道山陽道をひたすら走り続けることになると思います。
自走
フェリー太古
五島民の足、太古丸です。博多と五島を結びます。
博多から福江まで普通運賃は4,930円で、車両の運賃は原付2,730円、750cc以下4,100円、750cc以上5,480円です。
難点は1日1便、片道しかないところです。博多→五島は夜行のみ、五島→博多は昼行のみとなっています。特に昼行は日中の活動時間を5時間近く消費するので使いにくいです。
余談ですが、五島市のふるさと納税では太古丸の乗船券をもらうことができます。
九州商船
九州商船はフェリーとジェットフォイルを運航していますが、バイクを載せられるのは福江と長崎を結ぶフェリー便です。ジェットフォイルはバイクを積載することができません。
フェリーは1日3本ありますが、16時台のものを使えば3時間程度で五島と長崎を往来することができます。それ以外の便は寄港便で少し時間がかかります。
五島旅客船フェリーオーシャン
島と島を行き来する場合に使う船です。
五島旅客船はニューたいようも就航していますが、こちらは小型高速船なのでバイクを積載することができません。
バイク輸送
バイクだけ輸送業者に運んでもらって自分は飛行機やジェットフォイルで入るという手があります。
大阪南港 - 福江だと40,000円です。
帰りだけ運んでもらって自分は飛行機で帰るというのもよいでしょう。
まとめ
総額をざっと計算してみると大体片道20,000円、トータルで40,000円程度といったところでしょう。割と生々しい数字です。
時間はどんなに頑張っても3日はかかると思います。行くのに1日半程度かかります。まともなツーリングにするにはさらに余裕を持たせる必要があるでしょう。
高いツーリングですが1回はやってみたいです。
